「春バテ」とは
春の陽気が心地よい季節となりましたが、昼と夜の寒暖差が大きい春は、高齢者様にとっては体調管理が難しい季節でもあり、春バテに注意が必要です。
春バテの症状は、倦怠感、食欲不振、めまい、イライラして落ち着かない、不眠などです。
高齢者様は加齢にともない心身機能が低下しがちなため、体の不調が回復するまでに時間がかかってしまうため、日ごろから予防をしておくことが大切です。
春バテの予防法
以下が春バテの予防に効果的な対策になります。
・適度な運動
・ストレスを溜めない
・質の良い睡眠
・適切な栄養摂取
自律神経の乱れが身体や心の不調につながるため、自律神経を整えることで、春バテの予防や症状の改善ができます。
ストレスについては以前の記事(https://349.life/news20230415/)も参考にしてみてください。
自律神経を整えることに効果的な運動にはウォーキングやストレッチがあり、高齢者施設様ではお散歩や運動レクで取り入れることができます。
また、全身を動かすことが難しい高齢者様は、部分的なストレッチや、呼吸を深くする、足湯などで身体を温める、などでも自律神経を整えることに効果があります。
お食事では、タンパク質、ビタミン、カルシウムを意識して摂取しましょう。
タンパク質に含まれるトリプトファンは、精神を安定させ不眠の解消に効果があると言われています。
ビタミンは、交感神経の抑制作用があるセロトニンの合成に必要なビタミンB6や、抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを摂取することで春バテの予防や対策ができます。
カルシウムは、脳神経の興奮を抑えたり、緊張を抑えることでストレス緩和への効果があります。
適度な運動や適切な栄養摂取は、ストレスの緩和や不眠の解消にもつながるため、この二つを意識することから始めてみても全体の予防法の取り組みにつながります。
また、調理済み食材のクックチル食品で厨房スタッフ様の作業軽減、コスト削減も可能になり、人手不足や経費のお悩みなど施設様のストレス緩和も可能となります。
日頃の春バテ予防法として効果的な栄養バランスの整ったお食事のご相談は、管理栄養士監修のみんなの食事(みん食)へお任せください。