高齢者施設の利用者様は薬の服用をされている方が多いと思います。
利用者様の健康維持のため、健康管理も施設様の大切な役目となります。
薬の服用に関する基本的な注意点としては、食前・食後・空腹時などさまざまあるため、服用時間の管理をしなくてはなりません。
また、一部の薬では食品と薬の相互作用にも注意が必要となるため、医師・薬剤師の指示に従い、管理をする必要があります。
〜食品と薬の相互作用とは〜
食品と薬の相互作用とは、摂取した食べ物や飲み物が医薬品の主作用や副作用に影響し、医薬品の効力や副作用が増強したり減弱したりすることを言います。
例えば、納豆、青汁などのビタミンKが多く含まれる食品は、血液を固まりにくくする抗凝固薬(ワーファリンなど)の効果を弱くすることがあります。
ほうれん草などの緑黄色野菜もビタミンKが多く含まれますが、大量に摂取しない限りは問題ない為、過剰摂取に注意するようにしましょう。
またその他にも、
グレープフルーツ(ジュースも含む)・・・カルシウム拮抗剤、免疫を抑える薬(シクロスポリンなど)
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンがカルシウム拮抗剤や免疫を抑える薬の分解を阻害するため、薬の効果が増強されることがある。
牛乳などの乳製品・・・骨を強くする薬(ビスホスホネート系)、抗生物質(一部のニューキノロン系、テトラサイクリン系)
カルシウムを多く含む牛乳や乳製品により、消化管から吸収されにくくなるため、薬の効果が減弱されることがある。
アルコール・・・睡眠導入薬、抗不安薬、抗うつ薬など
アルコールを摂取することで、薬の分解を阻害し、血液中の薬物濃度が上昇するため、薬の効果が増強されることがある。
などがあります。
薬の効果が増強すると、重篤な副作用を引き起こすこともあるため、施設様では徹底管理が必要となります。
また、薬の服用時間は、胃の負担や薬が消化管で適切に吸収されるように考えられて指定されています。
多くの利用者様がいる高齢者施設様では、把握・管理がかなり大変な作業になると思います。
栄養満点のクックチル食品でスタッフ様の作業を軽減
みん食のクックチル食品は、調理済みの食材を施設様にお届けし、施設様の厨房では再加熱と盛り付けのみの作業となり、短時間の作業でお食事提供が可能です。
食事の準備時間が短縮されることで、薬の服用時間にさらに柔軟な対応ができたり、より徹底した管理が可能となります。
また、高齢者様の低栄養状態も、薬の効果に影響を与えることがあります。
低栄養状態により、体内の薬物代謝や排泄の機能が低下し薬の効果を高めたり、筋肉量の低下や免疫力の低下で薬の効果や副作用に対する感受性が高まる可能性がある為です。
みん食のクックチル食品では、管理栄養士監修の栄養バランスの整ったメニューでお食事をご用意していますので、高齢者様へ健康的な食生活をしていただくことができます。
また、低栄養の改善に美味しく栄養補助ができるおやつやお夜食についてもぜひご相談ください。