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味覚、食欲低下に注意しましょう。高齢者施設のお食事のことはみんなの食事(みん食:みんしょく)のクックチル食材で解決。

【味覚機能の低下】亜鉛を摂取しましょう。

味覚機能の低下問題

高齢者様は加齢とともに身体のさまざまな機能の低下がありますが、味覚もその一つです。

味覚の種類と主な成分
塩味(しょっぱい):食塩、塩化カリウム
甘味(甘い):ショ糖、果糖、ブドウ糖
酸味(酸っぱい):酢酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸
苦味(苦い):カフェイン、リモノイド
うま味(うまい):グルタミン酸、イノシン酸
味覚はこの5種類の基本味から構成されています。
ちなみに辛味は温覚と痛覚により辛いと感じるため、味覚には含まれません。

食べ物を口に入れると舌の表面にある味蕾(みらい)の中にある味細胞(みさいぼう)が味を感知し、大脳の味覚中枢へ信号として伝わることで、味を感じています。
味細胞の寿命は約10日と短く、次々と新しい細胞に生まれ変わっています。(味蕾のターンオーバー)
また、食べ物のにおい(嗅覚)、舌ざわり(触覚)、冷たさや熱さ(温度感覚)などの、味蕾以外の感覚も味覚に関与しています。

味覚機能の低下による症状の種類

味覚を感じなくなる症状にも様々な種類があります。

味覚減退:味が薄いと感じる
味覚消失(無味症):味が全くわからなくなる
自発性異常味覚:何も食べていないのに口の中で特定の味が持続する(常に苦いなど)
異味症:本来の味と違った味に感じる
解離性味覚障害:特定の味のみが感じられなくなる
部分的味覚障害:舌口腔内の特定の場所だけ味を感じられなくなる
悪味症:嫌な味、まずい味に感じる
これらの症状を引き起こすことで食事を楽しむことができなくなり、高齢者様の低栄養問題にもつながります

高齢者様の味覚が低下する原因は
・口腔内の汚れや唾液の減少
・味蕾の減少
・薬の副作用
・腎機能の低下(糖尿病や腎臓病)
・亜鉛の欠乏
などがあります。
食べ物の汚れなどで舌の表面が白く覆われる舌苔(ぜったい)で味蕾に蓋をしてしまうことや、唾液の減少による口腔内の乾燥で味蕾の働きが低下し、味を感じにくくなります。
口腔ケアで口腔内を綺麗に保つことや、こまめなうがいや水分補給で口腔内の乾燥を予防しましょう。

味蕾のターンオーバーには亜鉛が多く必要とされるため、亜鉛が排出される腎機能の低下や、亜鉛の働きを弱める可能性のある薬を服用しているかたは亜鉛が欠乏しやすく、味覚障害のリスクが高くなります。
体内で作ることのできない亜鉛は、食事から摂る必要があります
うなぎ、カキ、しじみ、あさり、牛肉や豚肉(赤身部分)、チーズ、大豆製品(納豆や豆腐)、カシューナッツやアーモンド、ごまなどの亜鉛を多く含む食材をお食事に取り入れましょう。
また、動物性たんぱく質(肉、魚、牛乳、卵など)や、ビタミンCやクエン酸(レモンやゆず、かぼすなどの柑橘類)を一緒に摂ると亜鉛の吸収率が上がります
亜鉛は水に溶けやすい性質があるため、効率的に摂取するには煮汁ごと食べられる汁物やスープがおすすめです。

味覚障害の症状により、濃い味を要望されるかたもおられますが、栄養面から調味料での味の調節は限度があり、高齢者様のお食事では特に注意が必要です。
そこでみん食のクックチル食品では、お出汁にこだわり、素材のうま味を引き出すことで満足していただけるお味に仕上げました。
管理栄養士監修の栄養バランスの整ったお食事を、飽きのこない豊富なメニューでご提供しています。
高齢者様のお食事の楽しみを、ぜひみん食のクックチル食品にお任せください。

お食事のご相談は食のプラットフォームみんなの食事までお気軽にどうぞ

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