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春が近づくこの季節、花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
花粉症は一度発症したら自然に治ることはほとんどないと言われており、発症している方は一生付き合っていかなければなりません。
昔は低かった発症率も今では人口の約50%の方が発症している地域が多いそうです。
2人に1人が花粉症に悩まされているのです。
日本人の国民病とも言われている花粉症、発症したらどううまく付き合っていけば良いのでしょうか?
もちろん、医療機関で根本的な治療をされる方が多いと思いますが、今回のコラムでは日常の対策と食生活で花粉症の症状を緩和するおすすめの食べ物をご紹介します。
花粉症の症状と日常の対策
風邪をひいたときの粘性が高く黄・黄緑っぽい鼻水とは違い、透明のサラサラとした鼻水が止まらず出てきます。
副鼻腔での炎症が原因で顔の神経(三叉神経など)に支障をきたし、頭痛の症状が生じることがあります。
花粉症の日常の対策としては、
またこれらの対策に加えて医療機関で処方された薬の服用などが症状の対策・軽減方法となります。
花粉症の症状を緩和する食材とは?
花粉症は一度発症するとほとんどの方が一生花粉症の症状と付き合っていかなければいけません。
そんな花粉症の症状が毎日食べるご飯で少しでも和らいだら良いと思いませんか?
花粉症症状の緩和に重要なのが「腸内環境」なのです。
腸には免疫に関わる細胞の6割以上が存在しており、腸は体内で最大の免疫器官と言われています。
そのため、腸内環境を整えたり免疫機能の向上が期待できる栄養素を持つ食材を食事に取り入れることで結果として花粉症の症状を緩和する効果があるとのこと。
では、具体的にどんな食材が花粉症の緩和に効果があるのでしょうか。
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスでアレルギー反応の出やすさが変わるそうで、善玉菌が優位なときはアレルギー反応が出にくいようです。
そのため、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を摂ることで腸内環境を整え、症状の緩和に効果が期待できます。
乳酸菌、ビフィズス菌を含む食材・・・ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ、納豆、味噌など
便秘などの改善で良いとされている食物繊維。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなるため、善玉菌の増殖に効果的です。
そのため、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を含む食材と水溶性食物繊維を含む食材を一緒に食べることで腸内環境を整える効果が高くなります。
水溶性食物繊維を多く含む食材・・・アボカド、果物、海藻、こんにゃくいも、里芋、など
不溶性食物繊維を多く含む食材・・・ごぼう、大豆、穀類、きのこ類、ナッツ類など
免疫力を高める効果があるビタミンD。
この免疫力を高める働きの他に、アレルギー症状を改善する作用もあり、花粉症の症状の緩和にも効果的だと言われています。
ビタミンDは、日光を浴びることで体内で生成することができます。
日照時間が短い冬でも1日のうち15分程度は日光を浴びるようにしましょう。
体を冷やさないためにも、ウォーキングやジョギングを行うことで、日光を浴びながら運動もでき、一石二鳥です。
ただし、日差しが強い夏の日などは、浴び過ぎに注意です。
皮膚を傷つけてしまう可能性が高くなるので、時間は短めにしましょう。
しかし、日光浴は紫外線対策をされている方には厳しいですよね。
そんな方は毎日の食事に意識的にビタミンDを取り入れてみましょう。
ビタミンDを多く含む食材・・・鮭、さんま、しらす干し、干ししいたけ、乾燥きくらげ
しいたけは日光に当てるとビタミンDが増えると言われています。
干ししいたけも生しいたけも効果があるようなので、ぜひ天日干しをしてから使ってみてください。
腸内環境を整えて、花粉症でつらい春も乗り越えましょう
カラダの不調の改善は、やはりカラダの中を整えるのが一番大事です。
花粉症の症状が酷くて毎年つらい春を過ごされている方、腸内の環境は整っていますか?
腸内環境を整えることで、花粉症の症状の緩和に繋がるかもしれません。
少しでも春を快適に過ごすことができますように。
ぜひ今回のコラムを参考にしてみてください。