ほり みちこ
ヨガインストラクター:自身の出産後に、お母さんと赤ちゃんが一緒に参加できるヨガを学ぶ。 給食専門の食品メーカーに勤めた経験もあり、食品の安全性や栄養などの知識が深まるとともに、健康に対する意識がより一層強くなり、ヨガRYT200を取得。 地元でお子様連れでも参加できるヨガ教室や、学校行事の一環としてヨ...
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Food
前回のコラムでご紹介した冬季うつ。
日常の中での予防法をいくつかご紹介しましたが、今回は食事での予防について詳しくご紹介していきます。
セロトニンの材料となるトリプトファンは、食事で摂取することができます。
トリプトファンは必須アミノ酸の一種。
体内で生成することはできないため、食事で摂取することが大切な栄養素です。
このトリプトファンを積極的に摂ることで、セロトニンの合成を促してセロトニン不足を補い、冬季うつの予防に役立ちます。
・豆腐、納豆、味噌などの大豆製品
・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・アーモンド、カシューナッツ、クルミなどのナッツ類
・マグロやカツオなどの赤身魚
・牛、豚、鶏のレバー
・バナナ
これらの食材を積極的に食事に取り入れましょう。
大豆製品は女性ホルモンの「エストロゲン」と同じ働きをするイソフラボンも含んでいます。
男性よりも女性の方が冬季うつになりやすいと言われていますが、これはホルモン分泌が大きく関わっています
生理周期によりエストロゲンの分泌量が変化することがセロトニンの分泌量に影響しているそうです。
そのため、イソフラボンを摂取しエストロゲンを補うことで、セロトニンの分泌量を安定させることに繋がります。
ビタミンB6はトリプトファンの効果を高めてくれますので、一緒に摂取することをおすすめします。
・唐辛子
・米ぬか
・にんにく
・バジル、パセリ
・酒粕
などがあります。
料理のちょい足しに使える食材が多いため、手軽に取り入れることができそうですね。
また、冬の日照時間は短いため、太陽の光を浴びて体内で生成するビタミンDも不足しがちです。
ビタミンDはセロトニンの調節する働きがあるため、ビタミンDも食事で摂取することを意識しましょう。
・サケ、サンマ、マイワシなどの魚介類
・干ししいたけ、乾燥きくらげなどのキノコ類
・卵
キノコ類では、キノコを日光に当てることでビタミンDが作り出されるため、生のものよりも天日干しされたものの方がビタミンDの含有量が多いです。
ビタミンDの摂取を意識するのであれば、干物のキノコ類を使うのがおすすめです。
卵では、卵黄にビタミンDが含まれていますので、卵黄のみを使う場合でもビタミンDの摂取が可能となります。
今回は、冬季うつの予防に効果的な栄養とその食材についてのご紹介をしました。
食材は少し意識して選ぶことで、カラダにもココロにもいい効果を与えてくれます。
日々の食事の参考にしていただけると嬉しいです。
寒い冬、カラダもココロも健康に乗り越えましょう!
ヨガインストラクター:自身の出産後に、お母さんと赤ちゃんが一緒に参加できるヨガを学ぶ。 給食専門の食品メーカーに勤めた経験もあり、食品の安全性や栄養などの知識が深まるとともに、健康に対する意識がより一層強くなり、ヨガRYT200を取得。 地元でお子様連れでも参加できるヨガ教室や、学校行事の一環としてヨ...