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病院やケアホームでのフードロス対策。

【食品ロス削減のスキルアップ!家庭でできる簡単な取り組み】

 

Food loss

近年社会問題の一つとして取り上げられている食品ロス、この問題に私たちが出来る事はあるのでしょうか?
スーパーや外食産業など食に関わる企業だけが取り組む問題ではなく、私達一般人でも考えて取り組んでいく必要があります。
今回は食品ロスを取り巻く環境について考えます。

もったいないだけじゃない!深刻な社会問題の食品ロスとは?

毎年10月は食品ロス削減月間、10月30日は食品ロス削減の日です。
食品ロスとは、まだ食べられるのに、廃棄されている食品のことです。
日本での食品ロスは1人あたり年間約42kg、一日にお茶碗約1杯分の食品が廃棄されていることになります。
食品ロスが積み重なると、環境負担や食料不足などにつながり、深刻な社会問題となっています。
環境負担の一番の懸念点は、廃棄食材を焼却する際に二酸化炭素が発生するため、地球温暖化問題に大きく影響することです。
地球温暖化による影響は、気候変動(異常気象の発生増加)、海面上昇、生物の生息減少、農作物の減少で食料不足(価格高騰や飢餓)など、私たちの暮らしに直結しています。

ちょっとした意識で変わる:食品ロス削減への取り組み

食品ロスには事業系食品ロスと家庭系食品ロスがあります。
事業系食品ロスには、食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業があります。
私たちひとりひとりの意識で家庭での食品ロスだけではなく、事業系食品ロス削減(食べ物を買うお店、食べるお店)にも取り組むことができます。

①適切な量を購入する
買い物の際には本当に必要な量のみ購入するようにしましょう。
買いだめしすぎて、食べきれずに捨てることにならないように。

②賞味期限と消費期限を理解する
賞味期限:未開封のまま、記載されている保存方法を守って保存している場合に、品質が変わらず美味しく食べられる期間

賞味期限を過ぎた食材は、過ぎてしまってもすぐ食べられないというわけではありませんが、早めに食べきりましょう。

消費期限:未開封のまま、記載されている保存方法を守って保存している場合に、安心して食べられる期間

消費期限を過ぎた食材は、食中毒などにつながる恐れもあるため、食べるのは止めましょう。
この二つの期限を理解し、その日のうちに食べきるものは消費期限をその日のものにしたりすることで、スーパーなどから出る廃棄食材を削減することができます。

③食べ残しを減らす
外食時には、必要以上に多くの注文をしないようにしましょう。
自宅でも適量の盛り付けを心がけ、余ってしまった料理は翌日に食べたり、冷凍保存などで食べきれるような工夫をしましょう。

④無駄なく食材を活用する
野菜を丸ごと使ったレシピや、余った食材のリメイクレシピを活用し、食材を無駄なく使い切りましょう。

一人ひとりの小さな行動が大きな未来へ繋がることを信じて

食品ロス削減月間は、食品ロス問題について考え、行動を起こす絶好の機会です。
無駄にすることなく必要量だけ購入したり、残った食べ物を有効に活用したり、保存方法を工夫したりといった具体的な行動を通じ、食べ物の価値を再認識することにも繋がります。
食べ物の一つ一つが地球の資源とエネルギーから生まれていることを忘れずに食べ物を大切にし、無駄を減らす生活を心掛けましょう。

次回は、食品ロス削減レシピを公開いたします。ぜひ、お楽しみに!

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