高齢者様にとって重要なテーマの「骨粗鬆症」。
骨粗鬆症とは骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。
丈夫な骨を維持できず骨がもろくなってしまうと、ちょっとした怪我や転倒で骨折してしまうリスクが高くなります。
また、その骨折により激しい痛みを伴い寝たきりになる恐れもあるため、普段からの予防がとても大切です。
▶骨の健康を維持する生活習慣
体の他の細胞と同じように骨も毎日少しずつ入れ替わります。
古い骨を壊し、新しい骨を作り入れ替わっているため、骨の材料となるカルシウムを摂る必要があります。
しかし、ただカルシウムを取るだけでは効率的に骨の維持には繋がりません。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、カルシウムの骨への沈着を助けるビタミンKの摂取も同じように大切です。
カルシウムが多く含まれる食材:乳製品、魚介類、大豆製品
ビタミンDが多く含まれる食材:魚介類、キノコ類
ビタミンKが多く含まれる食材:納豆、小松菜やホウレン草など色の濃い葉野菜
ビタミンDは日光に当たることで体内で作られるため、短時間の日光浴も効果が期待できます。
適度な運動を行い骨に負荷がかかると、骨を作る細胞が活性化させられカルシウムが骨の中にとどまりますが、
負荷がかからない状態が続くと骨からカルシウムが溶け出し骨がもろくなってしまいます。
日光浴も兼ねたウォーキングを習慣づけるといいでしょう。
また、不意な転倒を防ぐためには筋力の維持も必要です。
タンパク質不足に注意して、筋力を維持するトレーニングも習慣づけましょう。
骨粗鬆症は女性ホルモンの低下により女性の方がなりやすい傾向にあります。
女性ホルモンの一種「エストロゲン」が骨の生成と関係しています。
このエストロゲンに似た働きをする植物性エストロゲンが多く含まれる大豆製品、果物、ナッツなどの食材を意識して摂取しましょう。
朝晩の冷え込みを感じる季節になってきました。
筋肉や血管が冷えることにより温かい季節より怪我も増えてきます。
ちょっとした怪我や転倒から骨折に繋がるのを防ぎ、健康に過ごせるよう骨の健康を維持しましょう。
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