私たちは、食べものを口にする前にまず目でその食事を見ます。
そのため、視覚は食欲を刺激し、食事の満足度を高める重要な要素です。
料理の色味はもちろんですが、視覚で食欲を高め、より魅力的に見せるには食器も大切なツールとなります。
食器の色や材質は料理の見た目や感じ方に大きく影響を与えます。
〜食器の色による視覚効果〜
白い食器
・鮮やかな色味の引き立て
中立色である白は、料理の色を最大限に引き立てる効果があり、野菜やフルーツ、濃い色のソースなどの鮮やかな色合いや料理の具体的な色味を際立たせます。
・清潔感とシンプルさ
白いお皿は清潔感とシンプルさを演出し、洗練された料理やモダンな盛付にも適しています。
料理のデザインや装飾を引き立てるため、料理をより美しく魅力的に見せることができます。
シックな色の食器
・上品さと高級感
シックな色のお皿は上品さと高級感を演出します。
和食洋食などの違いで材質にこだわることでどの料理もエレガントに見せてくれます。
・コントラストとアクセント
シックな色のお皿は、料理の色とのコントラストを生み出し、アクセントとなります。
明るい色や鮮やかな色味の料理が盛られるとそのコントラストが際立ち、料理が引き立ちます。
・テーマやムードの演出
シックなお皿を使用することで、特定のテーマやムードの演出ができます。
例えば、ダークグレーのお皿は、モダンでミニマルな雰囲気を演出し、ブラックのお皿はシックで洗練された雰囲気を作り出せます。
カラフルな食器
・活気と明るさ
カラフルな食器は、食卓に活気と明るさを与えます。
鮮やかな色味や多彩なパターンの食器は、料理を目立たせ、目を引く華やかな食卓にします。
・テーマや季節の表現
カラフルな食器は、テーマや季節の表現にも役立ちます。
例えば、クリスマスに赤や緑の食器を使うことで、雰囲気を作り出せます。
暖色系の色は温かさを感じさせるため、寒い冬には暖色系の食器を使い、食卓に温かさの演出をするのもおすすめです。
食器の素材による効果
食器の色だけでも視覚効果により料理の印象が変わります。
また、材質による視覚効果でも様々な演出ができます。
・陶器や磁器：料理を温かみのある雰囲気を演出します。
・ガラス：料理の透明感や輝きを演出します。
・木製：自然な雰囲気を演出します。
・メタル製：モダンで洗練された雰囲気を演出します。
このように、食器の色や材質は料理の見た目や感じ方に大きく影響しています。
しかし、高齢者施設様では、使いやすさや安全性を考慮し、食器を選ぶことが求められるため、プラスチックの食器や持ちやすいハンドル付きのカップなどデザイン性よりも機能性が優先されています。
ですが、近年様々な多様なニーズに対してサービスも多様化してきました。
介護食用の食器も少しずつ機能性とデザイン性を兼ね備えたものが販売されています。
いつまでもお食事を楽しんでもらえるように、食器一つでも、食卓を変え料理をより魅力的に見せることができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
みん食では、器をはじめテーブルウェアなどのご提案もいたしますので、お気軽にご相談ください。
