私たち日本人の食文化である和食は主食のご飯に、汁物と3つの菜(おかず)を組み合わせた献立である一汁三菜が基本とされてきました。
三菜は主菜1品、副菜2品で、主菜では動物性・植物性たんぱく質を摂取、副菜ではビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取できるもので構成するのが理想的です。
健康志向が高まってきている現代ですが 、共働き世帯や核家族の増加などにより、食事の準備時間が短くなり、一汁三菜の食事を用意するのが難しくなっているご家庭が多いのではないでしょうか。
そこで、簡単かつシンプルでありながら、長く健康でいられる鍵をもつ一汁一飯の魅力についてお伝えいたします。
一汁一飯とは?
一汁一飯とは文字の通り汁物(スープ)とご飯だけの食事を意味します。
一見すると栄養バランスに問題があるように見えるかもしれませんが、実はこのスタイルには多くの利点があります。
まず、スープは体を温め胃腸の動きを活性化させることで消化を促進します。
消化を促進することで、体内の栄養吸収を高める効果も期待できます。
具材に摂りたい栄養のある食材を加えることで不足しがちな栄養を摂ることができ、スープを飲むことで溶け出した栄養も残すことなく摂れます。
一汁一飯スタイルでは、本来主菜で摂ることの多いたんぱく質も入れることが大切です。
動物性たんぱく質の肉や魚や卵、植物性たんぱく質の豆腐や豆類を加え、さらに食物繊維やビタミン、ミネラルを含む野菜などの食材も加え、具沢山なスープにすることで、しっかりと栄養の摂れる一品になります。
摂りたい栄養を摂れるだけではなく、スープの水分は満腹感を高め、食べすぎやカロリー過多を防ぎ、生活習慣病の予防などにも効果的です。
現代の健康志向の向上による食生活の見直しにも、この一汁一飯は重宝されるスタイルになるのではないでしょうか。
またなんといっても、栄養をこれだけ摂ることができるうえに、料理の手間を省くことができる為、全世代の方にとってありがたい食事スタイルだと思います。
短時間で準備ができ、洗い物も少なく済むため、ストレスになりがちな料理の手間が省け、忙しい日々の中で食事の準備をスムーズにこなすことができるでしょう。
ミンショクの新サービス「せといろ」
ミンショクは今まで一汁三菜に習い、主菜1品、副菜2品のおかずを高齢者施設様などに調理済みパック食品としてお届けしてきました。
しかし、年々低栄養問題は深刻になってきていること、高齢者施設様だけではなく、一般の方にも毎日栄養のあるお食事を手軽にお届けできないか、そんな気持ちがあった中で、ミンショクはこの「一汁」の魅力にフォーカスしました。
そこで、これまでの給食サービスに加えて、一汁一飯という料理の手間を究極まで省きつつも、高栄養かつ美味しくアレンジして召し上がる食事スタイルや、現代人の栄養不足を補うプラスワンスープ(+一汁)スタイルとして新たに「せといろ」をご提案いたします。
せといろ
ミンショク・minshoku が作り出す食のオリジナルブランド「せといろ」。瀬戸内を中心に四季の食材をとり入れたココロもカラダも元気になる商品をお届けします。