旬の食材の栄養と健康効果
梅雨に入り夏間近の6月の旬の食材の栄養と健康効果をご紹介します。
〇アジ
動物性の良質なタンパク質が豊富に含まれているため、筋肉強化や免疫力向上の期待ができます。
アジに含まれる主な鉄のヘム鉄は、ほうれん草などの植物性に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が高い特徴があり、鉄分不足が原因となる貧血の予防などに効果的です。
カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富に含まれているので、カルシウムと一緒に摂取することで骨粗鬆症を予防する効果があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸といい、体内で合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。
血液をサラサラにする働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。
シンプルな塩焼きや、食べ応えのあるフライ、さっぱり野菜と一緒に食べられる南蛮漬けなど、さまざまな調理法で楽しむことができます。
〇なす
なすに含まれるカリウムは、余分な塩分や水分を体外へ排出する働きがあるため、高血圧の予防やむくみ予防に効果があります。
食物繊維が豊富なので、腸内環境を整え、便秘の予防や解消に効果があります。
なすの皮部分にはポリフェノールの一種であるナスニンが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用があり、動脈硬化や老化、免疫機能の低下の予防に効果的です。
また、ナスニンはブルーベリーなどと同じアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労の改善にも効果が期待できます。
なすは皮も一緒に食べたほうが健康効果が高いため、皮も食べやすいように切り込みを入れる、揚げて食べるなどの工夫をしましょう。
高齢者様には揚げびたしや煮びたしがおすすめです。
〇トウモロコシ
ビタミンの中でも強い抗酸化作用を持つビタミンEが含まれており、老化予防、生活習慣病予防、血流を改善する効果があります。
糖質代謝をサポートするビタミンB1は野菜平均の約2倍含まれています。
脳や神経系の円滑な情報伝達や、疲労回復にも大きな役割を果たす栄養素です。
皮膚や粘膜の再生を促す働きを持ち成長のビタミンと言われるビタミンB2も豊富です。
また、毛細血管を広げる作用のあるナイアシンも豊富に含まれ、血行が良くなり、冷えや肩こり、頭痛の解消が期待できます。
トウモロコシはそのまま茹でたり焼いたり、サラダに乗せたり、潰してポダージュにしたりと様々な調理法で楽しむことができます。
みん食では、旬の野菜もふんだんに取り入れた栄養満点のお食事で、味はもちろん、見た目や食べやすさにもこだわっています。
高齢者施設の利用者様のお食事を楽しく美味しいものにできるよう、日々研究を重ねています。
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