加齢とともに様々な機能が低下しやすい高齢者様。
健康に過ごすために免疫力を維持・向上することが課題となっています。
免疫力とは、細菌やウイルスなどの外から侵入してくる病原体などを排除する力、または感染した細胞を修復・再生する力など、自己防衛システムのようなものです。
〜免疫力維持のために、食べたいもの、美味しいものをしっかり噛んで食べること〜
外から体内に栄養を摂るのは、食べることですね。
栄養の入り口である、口に入れたあと歯で噛むことで消化酵素の働きが始まり、体内への栄養の吸収も始まります。
ここで、残存歯数が多い方と多くない方では、咀嚼機能に差が出ます。
しっかりと咀嚼することができれば、その後の消化管である胃や腸への負担が減ります。
また、しっかりと噛むことで食品の発がん性を抑え、がん予防にも効果的です。
残存歯数が多い方は残存歯数が少ない方よりも、認知症の発症リスクが低いとの研究結果などが発表されており、よく噛むことは脳の活性化に繋がることが分かっています。
よく噛むことで脳神経が刺激されて脳に流れる血液量が増え脳が活性化します。
その結果、記憶力の向上や認知症の予防に効果が期待できます。
歯を健康に保ちよく噛んで食べることは、胃腸の負担軽減や脳の活性化につながり、体内の免疫力の維持・向上にも期待できます。
毎日の口腔ケア、定期的な歯科医の診察などで歯の健康を保っていきましょう。
また、食事を楽しんで食べる事も高齢者様の免疫力維持・向上にはとても大切です。
健康に気を遣うあまり、本当はもっと食べたいのに量を我慢してしまったり、野菜ばかりでお肉を食べない方もいます。
太っているのが不健康だと、食事量を減らすなどは、低栄養となりかえって危険です。
必要なエネルギーや栄養をしっかりと摂らなければ、免疫力も低下し、その他の身体の機能もどんどん低下しやすくなります。
また、我慢したりすることで、ストレスを感じ、そこから身体の不調につながることもあります。
お食事のときに「美味しい」「楽しい」と感じることは、心の健康にも良く、結果として免疫力を高めて全身の健康に寄与します。
そのため、高齢者施設でのお食事は、栄養バランスの整った美味しいお食事が求められるのです。
みん食のクックチル食品は、管理栄養士監修のバランスの整ったお食事をご用意しています。
お出汁にこだわり、塩分や糖分を抑えながらも満足いただけるお味に仕上げています。
また、お食事を楽しんでいただくために、選択食やイベント食などのご用意もございます。（※プラン・オプションによる）
