みんなの食事では、クックチル食品(調理済みの真空パック冷蔵食品)の製造販売を10年以上行っている提携パートナー製造工場(拠点中国地方2箇所)とともに素材、レシピからこだわり抜いたお食事を提供しております。
前回、【クックチル食材製造の厨房】セントラルキッチンとは①・【クックチル食材製造の厨房】セントラルキッチンとは②、の記事にセントラルキッチンでの調理工程を掲載いたしました。
今回は施設様でのお食事の提供の流れについてお伝えします。
食品製造工場・セントラルキッチンより冷蔵便で届いたクックチル食品は、提供前まで冷蔵保管を徹底していただいています。
みん食のクックチル食材は、基本的には冷えたままでもお召し上がりになれる食材です。
ただ、より美味しく召し上がっていただくために、温菜などの再加熱では、中心温度75℃以上で1分程度の再加熱を推奨しております。
また、封をあけてしまった食材については、最終加熱から2時間以内の喫食を推奨しております。
クックチル食品の再加熱方法には、「湯煎」、「スチームコンベクションオーブン(スチコン)」、「リヒートウォーマー」、「再加熱カート」といった様々な方法があります。
湯煎、スチコンは真空パック状態のまま再加熱し、魚等はスチコンに再度並べて軽く焼き目を入れる間に、冷食の盛り付けセッティングをおこない、再加熱した温食、ご飯、汁物の盛り付け後、配膳となります。
リヒートウォーマーは、まず器に盛り付けます。
その後リヒートウォーマーでの再加熱中に冷食、ご飯、汁物の盛り付け、再加熱後に配膳となります。
再加熱カートは、冷食側に影響することなく温食側のみ再加熱ができるため、冷食・温食ともに器に盛り付けてトレーに配置したあと、カートに入れておくだけで、提供まで温食冷食どちらも適温で保管しておくことが可能で、カートからトレーを出したらそのまま利用者様に配膳することができます。
リヒートウォーマー、再加熱カートはタイマーがついており、翌朝の準備を前日にしてタイマーをセットしておけば、その時間に自動で再加熱することができ、早朝の作業負担を大幅に削減することができます。
再加熱までは冷蔵温度で保存しているので、品質が保たれたままのお食事提供が可能となっています。
このように施設様にお届けしたクックチル食品は、各施設様に合わせた再加熱方法を用いて配膳していただいています。
湯煎や既存のスチコンで再加熱をおこなっている施設様もありますが、近年規模に応じて少人数での厨房運営を目的としてリヒートウォーマーや再加熱カートを導入している施設様も多いです。
厨房設備はどうすれば効率化できるのか、コストはどうなのか、などのお問い合わせもよくいただきます。
みん食はクックチル食品だけではなく厨房設備も熟知していますので、施設様に合わせた厨房設備のご提案、厨房設計のアドバイスもおこなっています。