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食材を大切に使い切ることは環境問題にも寄与します。

食品ロス削減月間:食材を長く美味しく保つ冷凍術

Food

毎年10月は食品ロス削減月間です。
食品ロスとは“まだ食べられるのに破棄されているもの”のこと。
日本の2000年度の食品ロス量は事業系で547万トン、家庭系で433万トンの計980万トンでした。
国は2030年度までに、食品ロス量を980万トンから半減させることを目標に掲げて食品ロス削減に取り組み、2022年度の食品ロス量が472万トンと推計されました。
2022年度の食品ロス量472万トンのうち、事業系が236万トン、家庭系が236万トンとなっており、事業系食品ロス量は2000年度から半減する目標を達成。
家庭系食品ロス量の目標は、216万トンとなっているので、さらに20万トン減らさなければ達成できません。

そこで今回は、家庭でできる食品ロス削減の取り組みとして、食材を長く美味しく保つ冷凍術をご紹介します。

冷凍保存に使うもの

・ラップ
・冷凍用保存容器、袋(フリーザーバッグ)
・金属製のトレーやバット
・キッチンペーパー

買ったその日に新鮮なまま冷凍保存するのがおすすめ!

購入後何日か冷蔵庫に置いておくのではなく、購入したら新鮮なうちに冷凍保存しておきましょう。

野菜
生野菜は使いやすい大きさに切り、水分をふき取ります。
冷凍用保存袋に入れるときは、なるべく平らになるように入れ、空気を入れないように封をします。
冷凍した野菜は、サラダには不向き。
炒め物やスープなど加熱調理する料理に役立ちます。

肉、魚
ドリップが出ている場合には、キッチンペーパーでふき取ったあと、ラップに包み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
購入したときのパックのまま冷凍すると、劣化する可能性があります。
肉、魚はラップでしっかりと密閉してから、冷凍用保存袋に入れましょう。

金属製のトレーやバットは熱伝導率が高いため、冷凍用保存袋に入れた食材をのせて冷凍庫に入れることで、スピーディーに冷凍でき、美味しさが保たれます。
また、冷凍保存したものは、冷蔵庫で自然解凍することで鮮度や美味しさを保ったまま解凍することができます。
生野菜は、料理する際にそのまま入れて使えるので、解凍はしなくても大丈夫です。
あくなどが気になる食材については、茹でて水気をしっかりふき取ってから冷凍保存するといいでしょう。

忙しい方は下味冷凍も活用しよう!

多様なライフスタイルがある中、料理時間が長くとれない方も多いのでは。
そんな時におすすめなのが下味冷凍。
お休みの日に少し手間をかけておくことで、忙しい日に沢山時間をかけなくても、手料理を食べることができます。
下味をつけておいた肉や魚と、冷凍しておいた野菜を一緒に焼いたり煮たりするだけでメインのおかずが!
ハンバーグやとんかつなどは、焼く・揚げるまでの下準備をしてから冷凍しておくと、あとは焼く・揚げるだけ。
下味冷凍を活用することで、前もって献立が立てやすくもなります。

お米、パンの冷凍は朝ごはんに活用!

お米の残りは一食分ずつ保存容器に入れるか、ラップに包み冷凍用保存袋に。
食パンを冷凍するときは一枚ずつラップに包み冷凍用保存袋に入れましょう。
食パンにケチャップをぬり、冷凍しておいたベーコン、たまねぎ、ピーマン、チーズなどをのせてラップで包んでおくと、ピザトーストに!
お子様の朝ご飯に喜ばれる一品です。
冷凍術は忙しい朝の救世主にもなります!

食品ロス削減に役立つ食材を無駄にしない方法

物価高騰が続く昨今、食材を無駄にしないように、
・買い過ぎない
・食べれるだけ作る
・残ったら次の日に食べる
など、それぞれのご家庭で取り組まれていることもあると思います。
それでも出てしまう食品ロスにも目を向け、
「残り野菜を使ったスープ:ベジブロス」のレシピをご紹介しています。
ぜひこちらもご参考にしてみてください。

今回は、食品ロス削減月間にちなんで、食材を長く美味しく保つ冷凍術をご紹介しました。
ぜひ、ご活用ください!

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