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高齢者施設でも重要なオーラルケア(口腔ケア)のお話。

お口の健康:お口も乾燥対策を!

Oral health care

口の中が乾くな…と感じられたことはないでしょうか?
口腔乾燥(ドライマウス)はさまざまな口腔トラブルを起こす原因にもなります。
そうならないために、ぜひ対策を知っていてほしいです。
口腔乾燥対策の1つとして“唾液腺マッサージ”をご紹介します。

口腔乾燥の原因

口腔乾燥は、唾液の分泌が減少することによって、口腔内が乾燥する状態です。
これにはさまざまな原因があり、主に以下のような要因が挙げられます。

・薬剤の副作用:抗うつ剤、抗ヒスタミン薬、高血圧治療薬など。
・全身疾患:シェーグレン症候群などの自己免疫疾患、糖尿病、アルツハイマー病など。
・年齢:加齢に伴い、唾液分泌が減少することがあります。
・脱水:体内の水分が不足すると、唾液の分泌も減少します。

口腔乾燥による影響

・口腔内の不快感や味覚の変化
・虫歯や歯周病リスクの増加
・口内炎
・嚥下困難
・口臭
・話す事(口を動かすこと)に支障が出る
など、口腔乾燥は、口腔内にさまざまなトラブルをもたらします。

唾液腺マッサージのやり方

唾液が出てくる唾液腺ですが、その中でも大きな耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)にアプローチするマッサージを紹介します。

・耳下腺への刺激
左右の手を開いて、人差し指と中指の間に耳を挟みます。
手のひらを頬に当てて、手前に回します。

・顎下腺への刺激
親指を立てて、顎の骨の内側に柔らかい部分を押していきます。
耳の下から、前にずらしながらゆっくり押していきます。

・舌下腺への刺激
両手の親指を揃えて、顎の真下から突き上げるように押します。

それぞれ力を入れすぎず、唾液の分泌を感じながらゆっくりしてみてください。
最初は唾液の分泌を感じられなくても、続けることで実感される方もいますので、ぜひ続けてみてくださいね。

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昨年の5月より連載がスタートした「お口の健康コラム」は今回の記事でラストとなります。
我々ミンショクスタッフもコラムを通じて口腔ケアについて学ぶことができ、以前よりさらに口腔内環境の大切さを知ることができました。
AYAKOさん、ありがとうございました♪
過去の「お口の健康」コラムもご覧いただけますので、皆様の口腔内環境を整えるご参考にしていただければと思います。

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