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【目で食べる】視覚が食欲にもたらす影響

色味と食欲の相関関係

高齢者様のお食事では、食欲が衰退しがちな利用者様にお食事を楽しんでいただけるよう、味はもちろん見た目にもこだわっている施設様が多いです。
食事は視覚から受け取る情報量が80%以上と多く、食欲や美味しいと感じることへの影響が大きいと言われています。
食べ物の色が食欲にどう関係しているのでしょうか。

食欲を増進させる暖色系(赤、オレンジ、黄色)
・トマト
・パプリカ(赤、黄)
・人参
・かぼちゃ
・トウモロコシ
・さつまいも
・卵
・レモン
暖色系の味のイメージ:甘い、香ばしい、あたたかい、うま味、酸味(黄色)など

食欲を衰退させる寒色系(青)
・ラムネ
・かき氷
寒色系の味のイメージ:しょっぱい、さわやか、冷たいなど
寒色系を料理で見ないのは食欲を衰退させる色であることが大きいと思います。

ストレスの緩和になる中間色(緑、黄緑、紫)
・ブロッコリー
・ピーマン
・ほうれん草
・キャベツ
・きゅうり
・紫玉ねぎ
・茄子
中間色の味のイメージ:新鮮、野菜の苦みなど

盛り付けや色味も工夫が大切

このようにまずは視覚で感じとり、次に嗅覚、味覚、触覚で食事のおいしさを感じとっていくため、見た目にこだわることは、食欲増進やおいしいと感じてもらうことにつながるのです。
暖色系と中間色を組み合わせるとお互いを引き立て合い、さらに料理をおいしく見せることができます。
テーブルクロスやお皿にこだわること、盛り付けを工夫することでも料理をおいしく見せることが可能です。

しかし、見た目ばかりを気にして食材の彩りを保持するために添加物等を使用することは、安心で安全なお食事とは言えません。
そこでみんなの食事(みん食)のクックチル食品では、自社で管理できない食材を可能な限り除外して、安心できる素材を極力添加物を使わない調理で、安心なお食事をお届けしています。

見た目も損なわれない安心で安全なクックチル食品をお届けできるよう、提携パートナー工場と研究を重ね、見た目も満足していただけるお食事となっています。

またお皿などのテーブルコーディネートのご提案などもできますので、お気軽にお問合せください。

盛り付け色味にもこだわった直営給食向けクックチル食材のことならみんなの食事にご相談ください。

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【食物アレルギー】禁食代替のご用意もございます。

怖い食物アレルギー

お食事を提供する際には、利用者様のアレルギーへの細心の注意が必要となります。
食べ物が原因でアレルギー反応を起こし、症状は様々です。

食物アレルギーの症状
・蕁麻疹、湿疹、腫れ、かゆみ、しゃく熱感などの皮膚症状
・目の充血、かゆみ、まぶたの腫れ、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、口内や唇のかゆみや違和感などの粘膜症状
・喉の違和感、咳、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、息苦しい、唇や爪が青白い(チアノーゼ)などの呼吸器症状
・嘔吐、下痢、腹痛、気持ちが悪くなるなどの消化器症状
・頭痛、意識もうろう、元気がない、ぐったりしている、失禁などの神経症状
・血圧低下、脈が速い、脈が不規則、手足が冷たい、顔色が白いなどの循環器症状
症状が重篤化すると死に至ることもあります。

食物アレルギーの原因となる原材料

食物アレルギーの原因となる原材料には重い症状を引き起こしやすい、症例が多いとされる
卵、小麦、乳、そば、落花生(ピーナッツ)、えび、かに
7品目が食品表示法のルールに基づき表示が義務付けられている特定原材料となっています。
また、特定原材料に準じるものとして表示が推奨されている食品は21品目あります。
牛肉、豚肉、鶏肉、鮭、鯖、いか、あわび、いくら、大豆、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、りんご、オレンジ、バナナ、キウイ、桃、ごま、山芋、まつたけ、ゼラチン
免疫力が低下しがちな高齢者様は、重篤化や、合併症を引き起こすリスクもあります。

みんなの食事(みん食)では、利用者様に合わせ禁止食材の代替食品(主菜)をお届けするプランもご用意しています。
安心で安全なお食事を施設様の負担を軽減しながらご提供いただけます。
ぜひみん食のクックチル食品をご検討ください。

食のプラットフォームみんなの食事へのお問合せはこちら

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【春分の日】行事食も直営給食向けクックチル食品でお届けします。

3月21日は春分の日です。
春分の日は、自然をたたえ、生物をいつくしむ日として祝日となりました。
また、春のお彼岸の中日でもあるため、ご先祖様を供養する風習もあります。

春分の日の食べ物

春分の日の食べ物としては、ぼたもちがよく知られているのではないでしょうか。
春の花である牡丹が由来となりぼたもち(牡丹餅)と呼ばれ、ぼたもちの材料である小豆の赤色は古来より魔除けの力があり、おもちは五穀豊穣の意味があると言われてきました。
春のお彼岸にご先祖様へお供えされていたことから、春分の日に食べる風習ができたようです。
ぼたもち以外にも春分の日に食べられている伝統料理や旬の食べ物があります。

赤飯
小豆ともち米を使っているため、ぼたもちと同じ意味で食べる風習があります。

精進料理
ご先祖様にお供えする精進料理は殺生を戒める仏教の教えに基づき、肉や魚介類を使わず、穀物や野菜、豆類などの食材だけを使います。
お出汁もかつお出汁やいりこ出汁ではなく、昆布出汁や干し椎茸の出汁など植物性のお出汁を使います。

はっさく
旬の柑橘類で、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれるため、美容効果、疲労回復などの効果があります。


縁起物で知られる鯛ですが、産卵期前の3月ごろには美しいピンク色に変化することから、春の季節にかけて桜鯛とも呼ばれます。

ふきのとう
旬の山菜で、ビタミン、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの栄養が豊富な食材です。
独特の苦みはポリフェノール類によるもので新陳代謝を活発にし、特有の香りはフキノリドと呼ばれる成分で、胃腸の働きをよくしてくれます。

菜の花
旬の野菜でビタミンCの含有量は野菜の中でトップクラスです。
抗酸化作用を持つ成分も豊富に含まれており、健康維持に効果的な食材です。

クックチル食品で行事食も安心

日本では伝統料理や四季折々の旬の食材を食べる風習が根強くあります。
高齢者施設様での行事食の提供は、季節を感じられ利用者様にとても喜んでいただけるようです。
みんなの食事(みん食)のクックチル食品は、行事食もご用意しています。
日本の伝統料理を大切に受け継ぎながら、利用者様に楽しみ喜んでいただけるお食事を管理栄養士監修の栄養バランスの整ったメニューでお届けしています。
行事食も通常と同様にクックチル食品(調理済み袋食品)でのお届けとなりますので、厨房スタッフ様の作業負担もありません。
ぜひみん食のクックチル食品をご検討ください。

直営給食向けクックチル食材のことならみんなの食事にご相談ください。

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【呼吸で変わる?】ストレスを軽減して健康寿命をのばす

マスクの着用が個人の判断に

マスクの着用について政府の指針が見直され、3月13日から屋外・屋内を問わず個人の判断にゆだねられることとなりましたが、重篤化リスクの高い高齢者様への感染を防ぐため、病院や高齢者施設では引き続きマスクの着用が推奨されています。

高齢者施設では、利用者様やスタッフ様の健康を守るためにマスク着用を続けていくところも多いと思いますが、マスク着用をはじめ、まだまだ油断できないコロナウイルス、約3年ぶりに流行しているインフルエンザなどへの感染対策は利用者様、スタッフ様ともにかなりのストレスとなっていることでしょう。

活動も制限されストレスが続く日々のなかで、ほっと安らげる時間、心が躍る瞬間がお食事の時間だと考えています。

みんなの食事では、利用者様へ安心で安全なクックチル食品で、味や見た目、選択メニューや食事形態の多様化でより楽しんでいただけるようなお食事をお届けしています。
しかし、コロナウイルス流行が長引いたことで高齢者様の不安感や孤立感が増大し、食事意欲の減少につながっていることもあるようです。

そこで、ストレスや不安を緩和する効果のあるシニアヨガとその呼吸法をご紹介します。

シニアヨガとは

シニアヨガとは椅子やプロップス(ブロック、クッション、ブランケットなど)を使用することで、無理のない範囲で行う高齢者様向けの優しいヨガです。
シニアヨガの効果は
・筋力や柔軟性、バランス感覚の維持、向上
・関節や骨の健康維持、向上
・血行やリンパの流れを良くする
・心肺機能や免疫力を高める
・ストレスや不安を緩和する
など、従来のヨガと同じ効果があり、高齢者様ではインストラクターの指示に従いながら行うことで脳の活性化への効果もあります。
ヨガと聞くと難しそうなポーズのイメージがあるかと思いますが、シニアヨガではポーズの正確さは求めません。
プロップスを使用し簡略化されたポーズでも十分に効果があります。

そしてなによりも大切なのがゆっくりとした呼吸です。
日常生活で自分の呼吸を意識することはあまりないと思いますが、ヨガでは呼吸に意識を向けます。
身体を動かすことが難しい方は、呼吸に意識を向ける、これだけでもヨガと言えるのです。

ヨガの基本〜腹式呼吸〜

鼻から息を吸い、吸った空気が溜まっていくイメージでお腹を大きく膨らませます。
吸い込んだ空気をおへそのあたりから押し出すように鼻から息を吐きます。
(慣れてきたら吸う息で足先、指先まで空気を送り込み、吐く息で足先、指先の空気も押し出すイメージをしてみてください。)
鼻で呼吸をするのが難しい場合は口呼吸でも大丈夫です。

呼吸中は自分の吸う息、吐く息での空気の循環に集中してみてください。
腹式呼吸では副交感神経を活性化してリラックス効果を促し、自律神経のバランスを整えたり、筋肉の緊張を解いて体の凝りを緩和する効果があります。
この腹式呼吸をしながら、ポーズをおこなっていくことで、筋力や柔軟性の向上など身体への健康効果が期待できます。

シニアヨガなどの軽減法でのポーズは、やる人の体に合わせること、安全性などの面から専門の知識が必要となることもありますが、呼吸法であれば手軽に取り入れていただけます。
心が元気になることで、食事、運動など毎日の活動意欲への向上効果もあります。
ストレスを軽減して健康に過ごせる時間をのばすためにも、ぜひ取り入れてみてください。

お食事もヘルスケア全般についてもみんなの食事が全力でサポートいたします。

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【三寒四温】身体を温める栄養素

春はもうすぐ

春の暖かさが感じられる日が多くなりましたが、寒さがぶり返し冷える日もまだあり、春先までの特徴とされる三寒四温の気候となっています。

三寒四温とは、本来は3日間寒い日が続き、次の4日間暖かい日が続くことを繰り返す、中国北部や朝鮮半島で顕著な現象のことを示したことわざですが、日本では、2月下旬から春先にかけて同じような気候になるため、この時期に使われることが多いようです。

高齢者様は体温調節の機能低下により、寒暖差に適応することが難しいかたもおられます。

そこで、毎日の運動で代謝を上げる力を付けたり、お食事で身体を中から温めたり、質の良い睡眠で免疫力を上げることで、寒暖差に適応していくことが可能です。

身体を温める効果の高い栄養素

カラダを温めてくれる栄養素は以下があげられます。

ビタミンE・・・ウナギ、アーモンド、ピーナッツ、アボカドなど
毛細血管を拡張して血流を良くする働き
過酸化脂肪を分解して血液中に粘度のあるものが流れ出すのを防ぎ、血液をサラサラに保つ働き
ビタミンC・・・柑橘類、緑黄色野菜など
貧血予防になる鉄分の吸収を促進し、毛細血管の機能を保持する働き
ビタミンB1・・・豚肉、大豆、卵など
代謝を促進し、エネルギー産生補助の働き
たんぱく質・・・魚、肉、大豆製品、卵など
たんぱく質を分解する際に熱を産生する働き、たんぱく質摂取により筋肉量が増えることで、基礎代謝アップ

ビタミンEは脂溶性で油に溶けやすいため、油で炒めるなどの調理法、ビタミンC、B1は水溶性のため、蒸す・炒める調理法、ゆで汁や煮汁を使うことで効果的に摂取できます。

たんぱく質は魚・肉・卵などの動物性、大豆などの良質なたんぱく質を意識して摂りましょう。

また、糖質や脂質など他のエネルギー産生栄養素とのバランスも考え、3食しっかりと食べることが大切です。

みんなの食事(みん食)のクックチル食品では、管理栄養士監修で栄養バランスの整ったお食事をご用意しています。

さまざまな身体機能低下のリスクがある高齢者様は、ひとつの原因でその他の体調不良にもつながるため、いろいろな栄養素をバランスよく摂取し、体調管理をしていくことが必要です。

高齢者施設様のお食事は、ぜひみん食のクックチル食品にお任せください。

栄養価をしっかり考えたクックチル食材はみんなの食事にお問合せください。

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【食品ロス】クックチルで食品ロス問題に取り組む

食品ロス問題

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsの目標12「つくる責任とつかう責任」にある食品ロス問題。
食品ロスとは、食品が食べられる状態のまま廃棄されることで、気候変動や食料安全保障(すべての人が常に健康で活動的な生活を送るために必要な安全で栄養に富んだ食料を得られるようにすること)への影響に大きく関わっています。
高齢者施設様でもお食事提供の際に食品ロスが発生していると思います。

高齢者施設で食品ロスが発生する原因
・利用者様の体調や嗜好に合わせたメニューや量を提供できず残飯がある
・食材や調理済みの食事を適切に管理・保存できない
・賞味期限や消費期限を過ぎた食材や調理済みの食事
大量調理を行う現場では、個々に合わせた調理が難しかったり、作りすぎによる廃棄が発生することで食品ロスへつながっているようです。

問題解決にもつながるみんしょくのクックチル食材と受発注システム

みんなの食事のクックチル食品は、食品ロス問題への取り組みが可能です。

みん食のクックチル食品は、提携パートナー工場(セントラルキッチン)で調理済みの食材を、真空パックにして施設様へお届けしています。
利用者様数×一人当たりの提供量をご注文いただくことで、提供前の廃棄ゼロが可能となります
また、毎日発送(食数によっては2日に1回の発送)でのお届けですので、施設様に保管していただくのは短期間となること、調理済みの袋食品となりますので、盛り付け前まではそのまま保管しておけることから、管理しやすいメリットもあります。

残飯を減らしていくためには、利用者様に合わせたお食事の提供が有効となりますが、みん食ではプランやオプションにより、さまざまなニーズに対応できるようご用意しています。
・豊富な選択メニュー(朝食は和or洋、昼食等は和・洋・麺など自由度が高いメニュー構成)
・行事食
・イベント食、ケータリング
・主菜禁止食材代替
・介護食(きざみ食、ミキサー食、ムース食)
・汁具材
これらのご用意をしていますので、利用者様に合わせたお食事提供が可能となります。
高齢者施設様での食品ロスの削減は、環境保護だけではなく、利用者様の満足度の向上にもつながります。
また、経済的メリットとして食材コストの削減にもつながります。

食材や光熱費の物価高騰で大ダメージを受けている施設様も多いと思います。
クックチル食品の導入は、食材コストの削減だけではなく、人件費の削減にもなるため、クックチル導入は現場調理に比べてコストカットが可能となっています。
個々の取り組みも必要とされる食品ロス問題、ぜひみん食のクックチルをご利用ください。

環境負荷軽減にも貢献できるクックチル食材はみんなの食事にお問合せください。

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【高齢者様の花粉症】お食事でも対策をしましょう。

花粉症の季節到来

暖かな日差しに春の訪れを感じられるようになりましたね。
2月上旬から飛散し始めるスギ花粉が3月はピークとなり、花粉症に悩まされているかたも多いのではないでしょうか。

花粉症とは、アレルゲンとなる植物の花粉が鼻の粘膜や眼の粘膜を刺激することで起こるアレルギー反応です。
花粉症の原因となる植物は、スギ、ヒノキ、ブタクサ、シラカンバ、イネ、ヨモギなどが良く知られているものを含めると約50種類もあるそうです。
これらの花粉が鼻や目から入り、体が異物と認識するとIgE抗体がつくられます。
IgE抗体は、花粉に接触するたびにつくられるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。
蓄積量があるレベルまで達すると次に花粉が入ってきたときにアレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水など花粉症の症状を起こします。

数年前までは、高齢者様は若い世代よりも発症率や重症度が低い傾向にあると言われていましたが、現在では花粉症を発症する方、症状に悩まれる方が増加傾向のようです。
高齢者様の花粉症の発症は、年々増えている花粉飛散量や、加齢にともなう免疫力の低下で花粉症などのアレルギー疾患を発症する可能性が高いことが原因と考えられます。

免疫力低下については、加齢にともなうものだけではなく、お食事で十分な栄養が摂れていないことや、便秘などによる腸内環境の乱れも関係しています。

免疫力アップ!花粉症対策と腸活の関係

花粉症の対策は
・マスク、メガネ、帽子の着用をする
・外出を控える、外出後は花粉を室内に持ち込まない
・窓、戸はなるべく閉めておく
・洗濯物は室外干しを避け、室内干しや乾燥機を利用する
・こまめに掃除をする
・空気清浄機を利用する
などがあります。

また、高齢者様はお食事で栄養をしっかり摂ることや腸内環境を整えることも花粉症の対策となります。
免疫に関わる細胞の約60%が腸内に存在すると言われています。
腸内環境が乱れることで、腸内にある免疫を担う細胞の働きに異常が生じ、免疫力低下につながります。
腸内環境を整える腸活の記事https://349.life/news20221108/)も掲載していますので、参考にしてみてください。

高齢者様の花粉症では、鼻水や鼻づまりで鼻呼吸が難しく口呼吸になることが原因で口腔内のトラブルにつながったり、くしゃみで鼻、耳へのダメージ蓄積による疾患リスクや肋骨骨折のリスクもあります。
専門医に受診して早めの対策をとるのはもちろんですが、日常の中でできる対策もしっかりとしていきましょう。

みんなの食事のクックチル食品は管理栄養士監修の栄養バランスの整ったお食事を提供しています。
お食事意欲を高められるよう、味にはもちろん見た目や豊富なメニューなどにもこだわっています。
プランやオプションにより、施設様に合わせた選択食や食事形態、イベント食などもお選びいただけます。
また、おやつやお夜食などの補食のご相談や、お食事でのお困りごと、厨房設備や厨房運営まで高齢者施設様のお食事に関することは何でもみん食にお気軽にお問合せください。

日々の健康は毎日の食事から。クックチル食材はみんなの食事にお問合せください。

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【さしすせそ】和食の基本調味料

和食づくりの基本

調味料のさしすせそは、日本料理の基本である
さ:砂糖
し:塩
す:酢
せ:醤油
そ:味噌
の、5つの調味料とそれを加える順番を表した言葉です。
この順番に味付けをすることで、食材のうま味や風味を引き出し、バランスの良い味に仕上がると言われています。
ただし、調味料の使い方は、健康効果にも大きく関わるため、摂りすぎには注意が必要です。

調味料のさしすせその効果と過剰摂取によるリスク

砂糖:甘みを加えて食欲を増進させる効果
糖尿病、メタボリックシンドローム、免疫力の低下、がん、認知症、うつ病のリスク
塩:旨味を引き出して風味を高める効果、ミネラル補給ができる
高血圧、脳卒中、心筋梗塞、脳への悪影響、むくみや肌荒れなどの不快な症状のリスク
酢:酸味を与えてさっぱりとした味わいにする効果、消化促進や殺菌作用など健康や美容に良い効果
胃痛や下痢症状
醤油:色や香りを与えてコクを出す効果、食欲を高め消化を助ける効果
塩分過多による高血圧、脳症のリスク
味噌:味をまろやかにする効果、体内の酸化防止、腸内の腐敗菌や有害物質を体外へ送り出す
腹痛や下痢、塩分過多による高血圧等のリスク

味覚機能が低下してきている高齢者様は、濃い味を好まれるかたも多いようで、調味料を上手に使いながら満足していただける味にするために、高齢者施設様ではさまざまな工夫がされているのではないでしょうか。

みんなの食事のこだわり

みん食のクックチル食品では、お出汁にこだわっています。
お出汁にはうま味成分が豊富に含まれており、そのうま味成分には以下の効果があります。
減塩効果・・・お出汁を効かせた料理は塩分を減らしても美味しさは変わらないと言われています。
疲労回復効果・・・お出汁に含まれるアミノ酸やビタミンB群などの栄養素には疲れた体や神経を回復させる働きがあります。また、お出汁の香りにはリラックス効果があるようです。
血流改善効果・・・かつおだしに含まれるタウリンやカルニチンなどの成分には血流を改善させる作用があります。

みん食ではお出汁をうまく活用することで、調味料での味の調節による塩分過多などを無くし、食材のうま味を引き出した優しい味に仕上げており、利用者様からもご好評をいただいております。
ぜひみん食のクックチル食品をご検討ください。

お出汁にこだわったクックチル食材はみんなの食事にお問合せください。

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【介護食】咀嚼・嚥下能力に合わせたお食事

介護食とは

高齢者施設様で提供されるお食事には常食の他に介護食というお食事があります。
介護食の種類は刻み食、軟菜食、ムース食、ミキサー食、ゼリー食があり、利用者様の咀嚼(噛む)・嚥下(飲み込む)能力に合わせて提供します。

刻み食は、5㎜から2㎝くらいまで食べる方に合わせて細かく刻んだお食事で、飲み込む力はあるけど噛む力が低下した方に適しています。
細かく刻むことで口の中でまとまりにくくなると、むせる原因や誤嚥を招くため、適度なとろみ付けなどの飲み込みやすくする工夫が必要です。

軟菜食は、柔らかく煮ることで、舌で潰せたり、歯茎で噛めるように大きさや柔らかさが調整されたお食事です。
噛む力が低下していて、飲み込む力や唾液量の低下は軽めのかたに適しています。
繊維の多い食材や柔らかくならない食材(ごぼうやタケノコ)などは避ける必要がありますが、刻み食と軟菜食は自分で食べる力をサポートしながら、常食と同じように見た目、味、香りを楽しむことができます。

ムース食は、食材ごとにペースト状にしてとろみ剤などを使い型に入れて固めたお食事で、噛む力と飲み込む力がともに弱いかたに適しています。
型などを使い固めることで見た目で楽しめるように作ることができ、味や香りも楽しむことができますが、他の介護食に比べて作るのが大変で手間がかかるというデメリットがあります。

ミキサー食は、食材に出汁やスープを加えてミキサーやフードプロセッサーでポタージュ状にしたお食事です。
噛む力と飲み込む力がともに弱い(ムース食よりもさらに低下している)かたに適しています。
ミキサーにかかり切っていない食材があると誤嚥を招くことがあるため、ミキサーのあとにこし器にかけたり、適度なとろみ付けで誤嚥や喉への張りつきを予防し飲み込みやすくするなど細心の注意を払った作業が必要となります。

ゼリー食は、食材をミキサーにかけてペースト状にし、ゼラチンや寒天などを加えてゼリー状に固めたお食事で、飲み込む力が弱く特に誤嚥が心配な方に適しています。
ゼリー状にすることで喉の滑りが良くなるので、飲み込むことが難しい方でも飲み込みやすくなります。
固めすぎると喉に詰まる恐れがあるため、固さの調節に気をつけなければいけません。

時短が可能なみん食の介護食

このように介護食には、さまざまな種類がありますが、専用の調理器具を使ったり、調理方法を用いて作るため、厨房での作業はとても手間がかかり、とろみや固さの統一も難しく大変だと思います。
以前より大変手間のかかる介護食についてはなんとかしてほしい、と現場スタッフ様からの声もたくさんありました。
そこで、みん食では常食と同じメニューの刻み食、ミキサー食のご用意と、別メニューにはなりますが、ムース食(冷凍)のご用意をしています。(※オプション)

介護食も調理済み冷蔵食材(ムース食以外)でのお届けとなるため、厨房スタッフ様の作業負担はございません。

現場の負担を増やすことなく、利用者様に合わせた安心で安全な介護食のご提供もぜひみん食にお任せください。

介護食もクックチル食材でご提供しているみんなの食事にご相談ください。

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【桃の節句】ひな祭りの行事食

ひな祭りの由来

3月3日は女の子の健やかな成長と幸せを願うひな祭りです。

もともとは女の子にまつわる行事ではなく、古代中国から伝わった五節句のうちの一つである上巳(じょうし・じょうみ)の節句に水辺で身体を清めて邪気を払う風習と、日本古来の人形(ひとがた)流しという厄払いの風習が結びつき、我が身の災厄を払うものとされていたそうです。

平安時代に幼女が遊んでいた「ひいな」と呼ばれる紙などで作られた小さな人形とひとがたが組み合わさって徐々に女の子の健やかな成長と幸せを願う華やかで美しい行事になったと言われています。

ひな人形と一緒に飾られる桃の花ですが、上巳の節句の時期に咲き始める季節の花で、厄払いや魔除け、長寿をもたらす力があることから上巳の節句の別名が「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

ひな祭りの食事

ひな祭りの伝統料理と言えばちらし寿司ですね。

その由来は、平安時代のお祝いの席で食べられていた「なれ寿司」と言われています。
魚に米を詰めて発酵させた質素なお寿司だったようですが、
エビ:腰が曲がるまで長生きできるように
蓮根:先の見通しがよくなるように
錦糸卵:金銀財宝を表す
時代とともに、これらの縁起の良い食材を入れた具沢山で彩り豊かなちらし寿司になっていきました。

またひな祭りの行事食には他にも縁起の良い食べ物があります。
はまぐりのお吸い物・・・対の貝殻でなければ形や模様が合わないことから、仲の良い夫婦の象徴とされており、女の子の良縁を願い食べられています。
菱餅・・・クチナシの実で色付けられた桃色(赤)は魔除け、菱の実を使った白色は子孫繁栄と長寿、よもぎを使った緑色は厄除けと健康祈願の意味があります。
ひなあられ・・・桃色、白色、緑色は菱餅と同じ意味があり、黄色が入っているひなあられは、春(桃色)、夏(緑色)、秋(黄色)、冬(白色)と四季を表しており、一年を通して健康で過ごせるようにとの意味があります。

縁起の良い食べ物に加え、旬である菜の花を使った副菜を添えたり、ピンクと緑で春の訪れを感じられる桜餅をデザートやおやつで食べることで、お食事を通して季節を感じられます。

レクリエーションでは桜餅作りが人気のようです。

桜餅には関東風(長命寺)と関西風(道明寺)があるようで、食べ比べるのも楽しそうですね。
高齢者様向けには白玉粉やお米を使って作ることで、喉に詰まらせにくい桜餅を作ることができます。
利用者様に合わせて取り入れてみてください。

みんなの食事(みん食)のクックチル食品では、行事食もご用意しています。
コロナウイルスで活動制限がかかり、利用者様も毎日の楽しみが減ったり、気分が下がったりしている方もおられると思います。

季節を感じられる彩り鮮やかなお食事で、ほんのひと時でも気分が高揚できるよう、みん食のクックチル食品は普段のお食事から行事食やイベント食にも彩り、味、食べやすさ全てにこだわりご好評いただいています。
ぜひみん食のクックチル食品をご検討ください。

クックチル食材でも行事食のご提供をしているみんなの食事にご相談ください。