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【糖質は善か悪か】炭水化物の重要性

糖質制限は必要か?

近年糖質制限という言葉をよく耳にすると思います。
糖質とは炭水化物の一部で、果糖や砂糖などの甘さのあるものと、お米やパン、麺などに含まれるでんぷんなどの甘さのないものがあります。

糖質が含まれる炭水化物の摂取量を制限することで、ダイエット効果や生活習慣病などの予防になる為、男女問わず健康法として取り入れている方が多いです。

しかし、炭水化物は生きていくうえで欠かせない重要な栄養素であるため、摂取量が少なすぎるのも体によくありません。
高齢者様での糖質制限は疾患のある方を除き、あまり取り入れている方はいないと思いますが、食欲衰退のために食べられないという方は多いかもしれません。

高齢者様の健康にとっても大切な役割を果たしている”炭水化物の重要性”についてお伝えします。

炭水化物の働き「ブドウ糖の供給」

炭水化物の最も重要な働きは、エネルギー源になるブドウ糖を体内の各組織に供給することです。

特に脳は一日中ブドウ糖をエネルギー源として使っているため、ブドウ糖が不足すると、判断力、記憶、情報処理などの脳機能が低下する可能性があります。
また、ブドウ糖の不足が続くと、肝臓や筋肉の中にあるグリコーゲンを分解しますが、グリコーゲンの量はそれほど多くないため、グリコーゲンが尽きるとエネルギーが不足し、疲れやすくなります。
さらに、タンパク質を分解しエネルギーに変換するため、タンパク質で構成されている筋肉の減少に繋がります。
脳機能維持、筋力保持は高齢者様の健康にはとても大切です。
不足すると身体能力の低下になりますが、過剰摂取は血糖値の急激な上げ下げによる糖尿病のリスク、肥満や心血管疾患などの生活習慣病の発症リスクが高くなります。

健康を維持をするためにはお米、パン、麺、いも類などの炭水化物を多く含む食材を、過剰・過少摂取に気をつけて食事に取り入れることが大切です。
また、主食となる炭水化物はおかずに比べて種類が少ないため、飽きがこないように工夫することも大切となります。

そして近年、高齢者施設様のお食事でも、様々なニーズに対し多様性のあるサービスが増えてきました。

みん食では、朝食のおかずを和・洋から選択できるプランで、ご飯・パンどちらのお食事にも合うおかずをご用意しております。
パンが食べたい利用者様にとって、おかずがパンに合わない和食だと、食事の楽しみが減り、食欲衰退に繋がることもあります。

パンに合う洋食をご用意することで、美味しく楽しく食べていただくことができます。
また、自由度の高い選択メニューには、うどんなどの麺類もご用意していますので、お米ばかりで飽きがきている利用者様にも喜ばれています。
どの献立も管理栄養士監修の栄養バランスの整ったお食事となっておりますので、栄養の偏りや不足もありません。
ぜひ、みん食のクックチル食品をご検討ください。

管理栄養士監修クックチル食材のご要望はみんなの食事までお問合せください。

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【非常食の一つに】緊急用冷凍パック食品

他人事ではない災害対策

5月5日に石川県能登地方で最大震度6強の揺れを観測しました。
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この領域では、本日(5日)日中に最大震度6強の地震が発生しています。過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、引き続き、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
また、この地域では、2年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意してください。

https://www.jma.go.jp/jma/press/2305/05d/202305052350.html
〈引用:気象庁ホームページ〉
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気象庁では当面地震への備えが必要と発表され、降り続く雨による土砂災害への警戒もされています。

災害地域の住民の方々は、自宅や避難先で不安な日々が続いていると思います。

高齢者施設でも、利用者様・スタッフ様ともに心許ない時間を過ごされているのではないでしょうか。

災害時に一番大切なライフラインの確保としては、復旧を待つほかありませんが、食料や飲料水、生活消耗品は事前に備えておくことが大切です。

日本中が悲しみに暮れた東日本大震災から、災害への意識はかなり高まり、備蓄品の見直しをされたところも多いと思いますが、高齢者施設での非常食は、何でも良いわけではありません。

災害時にも対応可能なクックチル食材

災害時でも、なるべく普段と同じように、栄養バランスの整った食事や、食べやすいものを意識した非常食の備えが必要となります。

そこでみん食では、クックチル食品のお取引開始時に、緊急用食材として調理済み食品の冷凍パックをご用意しています。

利用者様数(見込み含む)×1日分を施設様にて冷凍ストックしていただくことで、施設様での非常食の一つとして、栄養バランスの整ったお食事を1日分確保することができます。

また、通常のお食事も調理済みの食品を冷蔵パックでお届けしているため、例えば朝に災害が起きた場合、その日の朝・昼・夕食は冷蔵パック食品で施設様の冷蔵庫で保管してある状態です。(※計2日分の食材確保が可能)

現場で調理する場合には、ライフラインの状況によりお食事の提供が難しいこともあると思います。

しかし、みん食のクックチル食品は、冷蔵パックを開けてそのまま提供することが可能です。

(通常時は美味しく食べていただく為に再加熱をおすすめしていますが、再加熱なしでも安心して食べていただけます。)

ガスや水、電気が止まっても普段と同じようなお食事を食べられることは、災害時の不安を少しでも和らげることができるのではないでしょうか。

南海トラフ地震の予測への注目などからも、ますます災害の備えへの意識が高まる昨今、高齢者施設様の備えとして、みん食のクックチル食品をぜひご検討ください。

緊急時も安心のクックチル食材についてはみんなの食事までお問合せください。

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【発酵食品のススメ】プラス1品やおやつでちょい足し

発酵食品の魅力

古くから日本の食文化に根付いており、健康に良いと言われている発酵食品
高齢者様も摂取することで健康維持や向上が期待できる発酵食品には、どのような利点があるのでしょうか。

腸内環境の改善
発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果が期待できます。
高齢者様は、加齢により腸内環境が悪化しやすく、便秘や下痢などのトラブルが起こりやすい傾向にあるため、積極的に発酵食品を摂取することで、腸内環境の改善が期待できます。
ここで注意したいのは、善玉菌だけではなく、エサとなるオリゴ糖や食物繊維なども合わせて摂取することで、善玉菌を増やし、腸内環境の改善に効果が期待できるため、エサとなる栄養も積極的に摂りましょう。

免疫力の向上
善玉菌により腸内環境が整うと、免疫細胞の活性化につながり、免疫力向上の効果があります。
免疫力が低下してしまうと、感染症や病気にかかりやすく、高齢者様の場合は重篤化するリスクもあります。
積極的に発酵食品を摂ることで、免疫力を向上し、感染リスク、重篤化リスクを減らすことが期待できます。

消化吸収の向上
発酵過程で食品中の栄養素が分解されているため、消化吸収しやすい状態で身体に取り入れることができ、消化吸収機能が低下しがちな高齢者様にも栄養補給の効率化が期待できます。

栄養価が高くなる
発酵させることで原料よりも栄養価が高くなります。
例えば、茹でた大豆と納豆の栄養価の比較では、納豆の方がビタミンB2、葉酸、ビタミンKの含有量が多い、牛乳とヨーグルトではヨーグルトの方がカルシウム、ビタミンB2の含有量が多い、など発酵により原料よりも栄養価が高くなることが分かっています。
消化吸収しやすい形で身体に取り入れられ、栄養価の高い発酵食品は、高齢者様の低栄養問題の改善にも大きく役立つのではないでしょうか。

発酵食品を日常にちょい足し

発酵食品は、納豆、ヨーグルト、チーズ、キムチ、味噌、酢、などがあります。
そのまま取り入れられるものもあるので、毎日のお食事やおやつにプラス1品として手軽に提供できます。
(朝食に納豆をプラスする、デザートやおやつにヨーグルトをプラスする、おやつにチーズをプラスする、など)
また高齢者様には甘酒もおすすめです。

甘酒には、麹菌と麹菌のエサとなるオリゴ糖、食物繊維が含まれているため、腸の蠕動運動の促進、善玉菌を増やす効果が期待できます。
善玉菌とエサが同時に摂れる健康効果が高い甘酒は日常へのちょい足しにおすすめです。
甘酒には安眠効果もあるため、眠れない利用者様には夜に飲んでもらうのもいいかもしれません。

プラス1品やおやつへのちょい足しに発酵食品を取り入れて、健康寿命の延伸に繫げましょう。

毎日のお食事についてのご相談は食のプラットフォーム、みんなの食事までお気軽にお問い合わせください。

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【5月の行事】食事や食事空間で楽しむ

5月の祝日

新緑が美しく心地の良い5月は、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と、行事食を通して高齢者施設の利用者様にも楽しんでいただける祝日が多くあります。
各祝日の意味としては、

5月3日:憲法記念日「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」

5月4日:みどりの日「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」

5月5日:こどもの日「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

として、定められています。

それぞれの行事におすすめのメニューやおやつのご提案

〇憲法記念日
散らしずし、赤飯、魚料理、煮物料理など、日本を感じられる和食のメニュー

〇みどりの日
豆ご飯、山菜ご飯、ふきの煮物、菜の花の和え物、新玉ねぎや春キャベツのサラダなど、旬の食材を取り入れたメニュー

〇こどもの日
ちまき風炊き込みご飯、かしわ餅など、端午の節句で昔から食べられているなじみ深いメニュー
ハンバーグ、オムライスなどのお子様ランチ風のワンプレートご飯で、遊び心を取り入れたメニュー

また、その祝日にちなんで食事空間を彩ることでより一層お食事を楽しんでいただくことができます。

つまようじ国旗、折り紙で作った鯉のぼりや兜、食事をする場所にグリーン(植物など)を飾るなどで、行事を感じられるのではないでしょうか。

母の日のお祝いも

その他に、祝日ではありませんが、5月の第二日曜日は母の日があります。
テーブルにお花を置いてみたり、Mother’s dayカードも可愛いですね。
目から入る情報は食欲と味覚に大きな影響を与えます。

食事だけではなく、食事をする空間からその行事の雰囲気を作り、気分が高揚することで食欲の向上につながり、目で楽しむことで美味しいと感じられる効果も大きいのです。
行事食は利用者様からとても好評のお食事なので、ひと手間を加えることで、さらに満足度を上げられます。

みんなの食事(みん食)のクックチル食品では、行事食のご用意もございます。
行事食も調理済みの食材を冷蔵パック(場合より冷凍パック【クックフリーズ】)にてお届けしていますので、厨房スタッフ様の負担は増えず、いつものお食事と同じ作業で提供していただけます。

また、施設様こだわりのイベントの際にはオプションでイベント食のご用意も可能です。(要ご相談)

行事食も通常メニューで負担なし、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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【消化と吸収】クックチル食品のお食事で効率化

高齢者様のお食事での低栄養問題には、消化・吸収機能の低下が関係しています。

食べ物は、生きる上で必要なエネルギーを供給するだけでなく、成長や修復、免疫力の維持などの重要な役割を果たしていますが、この役割を果たすためには、食べ物の消化と栄養素の吸収が適切に行われることが不可欠です。

食べ物が、歯などで細かく刻まれたり、唾液、胃液、腸液などの消化液により、体に吸収されやすい養分に分解されることを消化といいます。

食べ物が口に入ると、唾液による消化を開始します。
咀嚼をすることで食べ物を細かくし、消化をしやすくします。
食道を通り胃に運ばれると、胃の蠕動運動が始まり胃液が分泌されます。
食べ物は胃液と混ざり消化されたり、消化しやすいようドロドロな状態になり、十二指腸へと運ばれます。
胃液は強い酸性で、食べ物についている細菌などの殺菌作用もあります。
十二指腸では胆汁や膵液などの消化液によりさらに消化が進み小腸へ運ばれると、ここで消化の仕上げと消化された栄養素の吸収が始まります。
小腸の粘膜には絨毛(じゅうもう)という無数の突起があり、絨毛内には栄養素を運ぶための毛細血管やリンパ管があります。
その毛細血管やリンパ管を通して栄養素の吸収が行われていきます。
消化しきれなかった食物残渣は大腸まで運ばれると、糞便として体外へ排出されます。

この一連の流れが、食べ物を食べてから栄養素が体にと吸収されるまでです。

消化と吸収が円滑に行われることは健康にとても重要となりますが、高齢者様は加齢に伴い、唾液の減少や咀嚼能力の低下、胃腸の働きが衰えやすくなります。
そのため、消化や吸収の効率が低くなることで低栄養へ繋がっていきます。

クックチル食品で消化や吸収の効率を上げられる?

クックチル食品では、加熱調理後に急速冷却を行い、急速冷却後は真空に近い状態で冷蔵パックにて保管します。

急速冷却により、細菌が繁殖しやすい温度帯を素早く通過することで、細菌の繁殖を防ぎ、食品の鮮度を保つことができます。

食品の鮮度が保たれているのと同様に、急速冷却により食品の味、風味、栄養素も損なわれることなく保つことができ、利用者様に鮮度の高い栄養満点のお食事を提供することができます。
そして、食べ物を口に入れてから最初に消化に関わっている唾液量、噛む力を向上することで消化・吸収の効率を上げられます。

しっかりと噛んで食べられる方は、咀嚼能力の維持や口腔ケアによる唾液量の維持をしていきましょう。
すでに咀嚼・嚥下機能が低下している方の栄養素の吸収の効率を上げるためには、消化しやすい形を選ぶことも大切だと思います。

みん食のクックチル食品では、常食の他に刻み食、ミキサー食、ムース食をご用意しています。(※プラン・オプションによる)
咀嚼への苦手意識がある方も、きざみ食を取り入れることで噛みやすくなり、常食よりもよく噛めることで咀嚼回数の増加につながることもあります。

咀嚼回数が増加することで唾液分泌の促進にもなり、消化・吸収の効率が良くなります。
不十分な咀嚼では、十分に消化されず吸収される前に排出されることがあるため、ミキサー食やムース食ではより食べ物が細かくされることで、胃や小腸での消化を安易になり無駄な排出を少なくできます。

提供するお食事を工夫することで消化・吸収の効率向上や、高齢者様の健康寿命の延伸に繋げましょう。

施設様のお食事は、ぜひ給食食材のプラットフォーム、みんなの食事のクックチル食品をご検討ください。お問合せはこちら。

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【大量調理施設での異物混入】徹底した衛生管理でリスクを最小限に。

大量調理現場の安全管理

学校給食などの大量調理を行う施設では、細菌やウイルスによる食中毒や、食品への異物混入を防ぐ徹底された衛生・品質管理が必要となります。

最近では、金属片やビニール片、プラスチック片、さらには羽アリやゴキブリなどの異物混入のニュースが相次いで報道されています。

これは非常に深刻な問題であり、食べる人の健康と安全に直結する問題です。
異物混入の原因は、食事を提供するまでの、仕入れ、下処理、調理などのさまざまな工程での不注意や衛生管理の不備が考えられます。

みんなの食事(みん食)のクックチル食品を製造する提携パートナー工場は、HACCPの基準に準じたセントラルキッチンでの製造を行っています。

HACCPとは
Hazard(危害)
Analysis(分析)
Critical(重要)
Control(管理)
Point(点)
のそれぞれの頭文字をとった略称で、HA(Hazard Analysis=危害要因分析)とCCP(Critical Control Point=重要管理点)で構成される、食品の安全性を確保する衛生管理システムです。

食品製造の各段階で起こりうる危険因子を把握し、予防策などの管理により食品の安全性を確保します。

HACCP規格に基づく衛生管理を行った上での製造

みん食の提携パートナー工場のセントラルキッチンでは、食材の仕入れから製造、出荷までの全工程において、HACCPの基準に準じ徹底した衛生管理を行っています。

また、設備の管理、スタッフの教育や衛生管理も行い、食品製造から出荷に関わる全てにおいて徹底した衛生管理を行い、異物混入や食中毒のリスクを最小限に抑え、安心で安全なクックチル食品をお届けいたします。

クックチル食品は施設様にお届け後、再加熱と盛り付けのみの作業となりますので、施設様での混入リスクも減らすことができます。

利用者様に安心して美味しく食べてもらえるお食事は、ぜひみんなの食事のクックチル食品をご検討ください。お問合せはこちら。

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【酸化ストレス】過剰な活性酸素に負けない体づくり

活性酸素バランスに注意!

私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作り出していますが、酸素を利用すると同時に、体内では活性酸素が常に生じています。

活性酸素は他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことで、有害な物質と認識されていることが多いですが、適切な量で生成される場合は、体に有益な作用があります。
適切な活性酸素量の場合、免疫機能の維持や、強い殺菌力で細菌やウイルスを撃退する役割があります。
しかし、活性酸素が過剰に生成されると、細胞や組織などにダメージを与え、体にとって有害な物質となるのです。

活性酸素が過剰に増え、細胞などにダメージを与えている状態を酸化ストレスと言い、老化や生活習慣病などの原因になることが知られています。
高齢者様にとって酸化ストレスは特に問題となります。
加齢とともに抗酸化力が低下し、活性酸素によるダメージが蓄積されていくためです。
そこで、抗酸化力を高める食事や生活をして酸化ストレスを少しでも抑えることが大切です。

酸化ストレスは食事でもコントロール可能

食事で酸化ストレスを抑えるには、抗酸化作用のある食べ物を摂取することです。

抗酸化作用のある食べ物

・ビタミンC
パプリカ、ブロッコリー、菜の花、キウイフルーツ、イチゴ、柑橘類など
ビタミンCは水溶性のため、生のまま食べられる果物での摂取がおすすめです。
また、尿として排出されるため持続性がないので、毎日の摂取が効果的です。

・ビタミンE
アーモンド、ごま、アボカド、ナス、かぼちゃなど
ビタミンEは脂溶性のため、油を使った調理法で食べると効果的です。

・ポリフェノール
緑茶、紅茶、ダークチョコレート、コーヒー、リンゴ、プルーンなど
おやつの時間に、無理なく摂っていただけるものが多いので、取り入れやすいと思います。

・βカロテン
にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなどの緑黄色野菜、スイカ、柑橘類など
βカロテンは脂溶性のため、油を使った調理法で食べると効果的です。

これらの栄養素を意識しながら食事に取り入れることで、酸化ストレスの緩和に繋げることができます。
また、過度な運動、喫煙、過剰飲酒も活性酸素を増やすため、運動と飲酒は適度にし、禁煙をすることでより一層抗酸化力を高めることが可能です。
身体の抗酸化力を高めて、活性酸素に負けない体づくりをしていきましょう。

みんなの食事(みん食)では、高齢者様の健康に欠かせない、栄養バランスの整ったお食事をクックチル食品でお届けしています。

高齢者施設様にて現状のお食事についてお悩みやご相談などあれば、ぜひみんなの食事へお気軽にお問い合わせください。

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【昭和の日】食事やレクのおすすめ

「昭和の日」とは

4月29日は、激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす「昭和の日」です。
もとは昭和天皇誕生日ですが、昭和時代は、戦後の復興から高度経済成長を達成した時代であり、高齢者施設の利用者様の多くの方にとっては懐かしい思い出が詰まっている時代です。

そこで昭和の日には、利用者様に昭和の時代を懐かしむ機会を提供することで喜んでいただける日になるのではないでしょうか。

「昭和の日」のイベントは?

特別な日として、例えば、昭和時代に家庭でよく作られた煮物などの和食や、昭和時代に流行ったカレーやオムライス、ナポリタンなどの洋食を取り入れた献立のご提供もおすすめです。
また、あんみつやプリンアラモードなどの懐かしいスイーツも利用者様に喜ばれるでしょう。

高齢者施設の利用者様にとって、食事は一日の中で大切なイベントです。
昭和の日に懐かしの味を取り入れたお食事を提供することで、心も体も満たされるひとときを過ごしていただくことができるでしょう。

さらに、昭和時代の映画や音楽などのエンターテインメントを取り入れ、映画上映会を開催したり、昭和の音楽を施設内で流したりすることで、より一層懐かしさを感じていただくことができます。

レクリエーションでは、伝承遊びや昔遊びがおすすめです。
おはじきや折り紙、けん玉、お手玉、将棋倒しなど、懐かしさだけではなく、手先を使って遊ぶので、脳の活性化にも繋がります。

また、利用者様同士で昔の話をする機会も有意義でしょう。
懐かしの味や、音楽を聴いていたら、ふと思い出した、なんて話もあると思います。
思い出話や家族のエピソードなどを共有することで、コミュニケーションも図ることができ、心の健康にも効果的です。

このように、昭和の日には食事やレクリエーションなどを通じて、利用者様に昭和時代の懐かしい思い出や日本の歴史を感じていただくことができ、心に残る1日にもなることでしょう。
利用者様に笑顔と活力を与え、QOL向上にも貢献していきましょう。

みんなの食事(みん食)のクックチル食品では、行事食やイベント食のご用意もございます。(※プラン・オプションによる)
いつもの食事とは少し違った行事食やイベント食は、利用者様から大変喜ばれます。
ぜひみん食のクックチル食品をご検討ください。

直営や委託問わず、給食用クックチル食材、お食事のご相談はみんなの食事にお問合せください。

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【老化の原因】AGE(終末糖化産物)とは?

老化の原因、AGE

老化と密接な関係があるAGE(終末糖化産物)をご存じでしょうか?
AGEとはAdvanced Glycation End-products(アドバンスト・グリケーション・エンド・プロダクツ)の略で、強い毒性を持った老化促進の原因とされる物質です。

余分な糖とタンパク質が結びついて熱せられること(体温や加熱)で細胞を劣化させる現象を糖化といい、糖化が進行することでAGEが生成されます。

AGEが体内に蓄積することで、シミやシワ、たるみなどの老化症状が現れますが、その影響は皮膚だけではありません。
血管、臓器、眼、骨、脳などの組織にも損傷を与え、動脈硬化、腎不全、白内障、骨粗鬆症、アルツハイマーなどを引き起こす可能性があります。

AGEが蓄積される原因は2つあります。

1.高血糖の状態が続くこと
高血糖状態では、血液中の糖分が過剰になり、この糖分がタンパク質と反応するため、生成・蓄積がされやすくなります。

2.AGEを多く含む食べ物を摂取すること
タンパク質と糖が加熱されてできた食べ物がAGEを含む食べ物と言えます。

例えば、小麦粉(糖)と牛乳や卵(タンパク質)を混ぜて焼いたホットケーキですが、こんがりキツネ色になっている部分こそが糖化した部分であり、そこにAGEが発生しています。
その他にもトンカツや唐揚げなどの揚げ物、焼き鳥やステーキなどの焼いたものにAGEが多く含まれています。

AGEの蓄積を防ぐには

AGEの生成・蓄積を抑制するには、

調理法を変える
揚げる、焼くなど焦げ目のつく高温調理法はAGE量が増えやすく、茹でる、煮る、蒸す調理法に変えることで、AGE量を減らすことができます。
高齢者施設様のお食事では、食べやすさの観点からも、揚げ物や焼き料理よりも食材を柔らかくできる煮込み料理はおすすめです。
揚げ物や焼き料理を食べるときには、AGEの吸収を緩やかにすると言われる、クエン酸が含まれるお酢やレモンをかけて食べることをおすすめします。

血糖値を上げない
急激な血糖値上昇もAGE生成の促進になるため、食べる順番などに気をつけ血糖値を緩やかに保つ工夫をすることで抑制に繋がります。
また、血糖値は食後1時間に最も上昇するため、食後にウォーキングなど少し汗ばむ程度の運動もAGEの生成・蓄積の抑制に効果的です。

AGEは蓄積されると体外へ排出されることはない物質なので、今までに蓄積されたAGEはそのまま蓄積し続けます。
そのため、目に見える肌や髪などの老化、目に見えない血管や臓器、骨などの老化には、いち早く生活を見直してAGEの生成・蓄積を抑制していくしかありません。
お食事でできる老化の抑制を取り入れ、健康寿命を延ばしましょう。

みんなの食事(みん食)のコラムでは、食に関するさまざまな情報を掲載しています。
栄養だけではなく、季節や行事にまつわる食の記事や、時事ネタを盛り込んだ記事なども掲載していますので、ぜひご覧ください。

毎日のお食事のご相談はみんなの食事にお問合せください。

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【春バテ注意!】高齢者様の春バテ予防

「春バテ」とは

春の陽気が心地よい季節となりましたが、昼と夜の寒暖差が大きい春は、高齢者様にとっては体調管理が難しい季節でもあり、春バテに注意が必要です。

春バテの症状は、倦怠感、食欲不振、めまい、イライラして落ち着かない、不眠などです。

高齢者様は加齢にともない心身機能が低下しがちなため、体の不調が回復するまでに時間がかかってしまうため、日ごろから予防をしておくことが大切です。

春バテの予防法

以下が春バテの予防に効果的な対策になります。
・適度な運動
・ストレスを溜めない
・質の良い睡眠
・適切な栄養摂取

自律神経の乱れが身体や心の不調につながるため、自律神経を整えることで、春バテの予防や症状の改善ができます。
ストレスについては以前の記事(https://349.life/news20230415/)も参考にしてみてください。

自律神経を整えることに効果的な運動にはウォーキングやストレッチがあり、高齢者施設様ではお散歩や運動レクで取り入れることができます。

また、全身を動かすことが難しい高齢者様は、部分的なストレッチや、呼吸を深くする、足湯などで身体を温める、などでも自律神経を整えることに効果があります。

お食事では、タンパク質、ビタミン、カルシウムを意識して摂取しましょう。

タンパク質に含まれるトリプトファンは、精神を安定させ不眠の解消に効果があると言われています。

ビタミンは、交感神経の抑制作用があるセロトニンの合成に必要なビタミンB6や、抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを摂取することで春バテの予防や対策ができます。

カルシウムは、脳神経の興奮を抑えたり、緊張を抑えることでストレス緩和への効果があります。

適度な運動適切な栄養摂取は、ストレスの緩和や不眠の解消にもつながるため、この二つを意識することから始めてみても全体の予防法の取り組みにつながります。

また、調理済み食材のクックチル食品で厨房スタッフ様の作業軽減、コスト削減も可能になり、人手不足や経費のお悩みなど施設様のストレス緩和も可能となります。

日頃の春バテ予防法として効果的な栄養バランスの整ったお食事のご相談は、管理栄養士監修のみんなの食事(みん食)へお任せください。

食のプラットフォーム、みんなの食事までお気軽にご相談ください。